近年、重要性が高まっているコミュニケーション研修。
今回は、組織の中のコミュニケーションを活性化させるための研修に使えるおすすめのゲームをご紹介します。
体を動かしながらできるゲームから、リモートでできるゲームまで、様々なものをご紹介。
楽しみながら社内のコミュニケーションを活性化させる研修を実施しましょう。

近年注目を集めるコミュニケーション研修

コミュニケーションが取れている組織

近年、同僚同士や上司と円滑な人間関係を築くために行われる、コミュニケーション研修が注目されています。
どうしてコミュニケーション研修は注目されているのでしょうか?

コミュニケーション研修はなぜ重要?

リモートワークが普及し、自宅などから1人で業務を行う時間が増えると、同僚や上司と人間関係を築くための機会が減少します。
そうなることで孤独を感じる人や、上司や同僚との繋がりを感じられなくなる人が増加するのです。
孤独を感じるようになることで、組織に対するエンゲージメントや生産性は低下します。

また、「国際キャリア・コンサルティング協会代表理事」の長井亮先生の調査によると、離職理由の8割近くが人間関係によるものであるとの結果がでました。
人間関係の悪化は、離職率や業績など様々なものに影響を与える可能性があるのです。

コミュニケーション研修では円滑な人間関係を築き、働きやすい職場を作るために、

  • 社員のコミュニケーション力の向上
  • チームワークの強化
  • 社会人としての基本的なマナーを学ぶ

ことなどを目的としたワークを行います。
コミュニケーション研修を行うことで、離職率が低下することに加え、組織の生産性の向上も期待できます。

コミュニケーション研修にはゲームがおすすめ

効果的にコミュニケーション研修を行いたい場合は、ゲームを研修に取り入れることをおすすめします。

ゲームは楽しみながら取り組むことで、参加者の素の状態や本音を引き出し、相互理解を深めることができます。
また準備に時間や費用がかからずとも効果を期待できるゲームも多く、楽しみながら取り組めるというメリット以外にも良い点が多数あります。

また、ゲームを楽しみながら研修を行うことで、情報共有の促進、離職率の低下、人間関係の構築を期待できる以外にも、研修に対する参加者満足度も向上します。

 失敗しないゲーム型研修のやり方

ゲーム研修の方法

しかし「ゲーム」と聞くと、本当に効果は得られるのか、ただ盛り上がるだけの時間になってしまうのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。
もちろん、ポイントを押さえないと、ゲームを取り入れた研修はただ「楽しいだけの時間」にもなりかねません。
それでは、失敗しないゲーム型研修の実施方法をご紹介します。

ゲーム型研修は2つに注意

ゲーム型研修を行う際は、以下の2つのことに注意してください。

目的を明確にする

まず、実施する目的を明確にしましょう。
一口に人間関係を構築したいと言っても

  • 相互理解を深める
  • コミュニケーション機会を作り出す
  • チーム内のコミュニケーションを活性化させる
  • 他部所とのコミュニケーションを生み出す

など様々なアプローチの方法があります。
誰をターゲットに、どのようなコミュニケーションを生み出したいのか目的を明確にすることで、研修に取り入れるゲームはどんなものを選択すればいいか、おのずと分かってきます。

振り返りをする

ゲームを終えた後、目的にあった効果を得られたのか確認するためにも、振り返りを行いましょう。
研修がただゲームを楽しんだ時間にならないためにも重要なことです。

  • 参加者に研修の感想を発表してもらう
  • 参加者同士で研修の感想をシェアする時間を設ける
  • レポートを提出してもらう

などの方法が考えられます。

ゲーム選定のポイント

それでは続いて、目的にあったゲームを選ぶことに加え、どのような点に注意しゲームを選定すればいいのかをみていきましょう。

実務に活きる学びが得られること

実務に活かせる学びが得られるゲームをチョイスしましょう。
コミュニケーション研修の場合、参加者が実務を行う際にどのようなコミュニケーションスキルを必要としているのかをアンケートなどで確認してから研修を実施するといいでしょう。
例えば、オンラインでのコミュニケーションスキルを必要としている場合はオンラインで行うワークや文章を使って行うゲームを、話し合いを円滑に進めるスキルを必要と感じている場合は、話し合いをすることによってゲームを進めて行くワークを選択するようにしてください。

楽しいこと

楽しく取り組めることはとても重要です。
楽しく盛り上がることが、参加者の素の状態や本音を引き出すことに繋がるからです。
ゲームを取り入れた研修でも盛り上がりにかける場合は、思ったような効果を感じられないこともあります。
また、盛り上がるかどうかは司会者やファシリテーターの力量が左右する面もあります。
研修の進行に自信がない場合や、ノウハウがない組織は外注をするのも1つの方法です。

 【種類別】おすすめのゲーム13選

おすすめのゲーム研修を行う社員

それではコミュニケーション研修で実施する、おすすめのゲームを種類別にご紹介していきます。

簡単にできるゲーム

まずは、準備に時間がかからず簡単に実施できる、取り入れやすいゲームをご紹介します。

おえかき県人会ワークショップ

おえかき県人会ワークショップは、出身県・出身エリアでご当地ならではのお絵描きクイズや、ご当地ならではのお題をテーマに絵を描き対話を行います。
参加者の地元について会話をすることで、価値観の共有になり相互理解が深まります。
また、その後の会話のきっかけにもなるワークです。
このワークショップは、チームビルディングのための講座を80種類も提供し300社以上に導入されている、バヅクリにて開催されています。

ヘリウムリング

ヘリウムリングは、数人で1つのフラフープを人差し指1本のみで上から地面まで下ろすゲームです。
1チーム6〜10人で行います。
人数が少なくなればなるほど難易度は下がります。
全員の指がフラフープから離れないようにしなくてはいけません。
チーム全員で息を合わせて行動することが求められます。

似顔絵当てゲーム

似顔絵当てゲームは、代表者が似顔絵を描きそれが誰の似顔絵なのかを当てるゲームです。
描く対象は有名人にしてもいいですし、同僚を対象にしてもいいでしょう。
ただ上手に絵を描けばいいのではなく、どうすればその他の参加者に伝わるのかを考える必要があり、答えを当てる側も代表者の意図を汲み取る必要があります。

嘘つき当てゲーム

1チーム5人程度に分かれ、その中で1人だけ嘘をつく人を決めます。
お題に沿って会話を行いながら、嘘をついている人を当てます。
このゲームを実施することで人を観察したり、嘘をつく人を見極めるための質問を考えたりと、会話に対する集中力がアップします。

室内でできるゲーム

続いて、室内でできるゲームをご紹介します。
広い場所を必要とせず机の上で実施できるのがメリットです。

NASA ゲーム

宇宙で月面に待つ母船から約200マイル(約320km)離れた所に不時着してしまった宇宙飛行士という設定で行うゲームです。
15の手持ちのアイテムの中から、母船まで無事にたどり着くために必要なアイテムの優先順位を決めます。
1人で優先順位を決めるのではなく、チームで話し合い、コンセンサスを得ることが必要となります。
話し合いで意見をまとめるスキルが必要となるのです。
また、このゲームはNASAからの模範解答も用意されています。

マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジは、乾麺のパスタ、ハサミ、テープ、マシュマロなどを使い、自立するタワーを作るゲームです。
時間内に自立するタワーを作り、その高さが一番高かったチームの勝利です。
チームごとにどのような設計にするか、誰がどの作業を担うかを話し合う必要があります。

人狼ゲーム

人狼ゲームは村人チームと人狼チームに分け、人狼は誰なのかを会話をしながら当てて行くゲームです。
人狼を全て排除できれば村人チームの勝ちです。
ゲームを行いながら参加者が嘘をつく時のクセや、思考のクセを知ることができます。

野外でできるゲーム

野外でできるゲームは、コミュニケーション研修に取り入れることで、参加者の気分転換になったり、研修にメリハリをつけたりすることができます。
また、開放的な雰囲気やいつもと違う環境で実施することで、同僚の知らなかった一面を知ることもできます。

サバイバルゲーム

その名前の通り、銃などを使いチームに分かれてサバイバルを行うゲームです。
もちろん当たっても問題のないゲーム専用の武器を用います。
チーム戦で実施すると、どのような戦略にするかの話し合いや、ゲーム中の助け合いなどのコミュニケーションが生まれます。

脱出ゲーム

脱出ゲームはクイズなどを解きながら、今いる場所から脱出するゲームです。
脱出ゲームを行うための専用の施設や、テーマパークなどで行われる脱出ゲームイベントなどがあります。
また、社会人向けの研修用の脱出ゲームを運営する企業も。
その他、施設やイベントなどを利用せずとも、地図を書いた紙などを用意することで、オンラインや机の上で実施することも可能です。

目的地移動ゲーム

目的地移動ゲームは、

  • 目隠しをする人
  • 声を出して指示を出せるが手は貸せない人
  • 手は貸せるが声は出せない人

の3人1組でチームになり、指定された目的地へ向かうゲームです。
信頼関係や、制限がある中でも円滑に情報を共有するコミュニケーションスキルが必要になります。

リモートでできるゲーム

最後は、リモートでも実施できるゲームをご紹介します。
働き方改革や、新型コロナウイルスの影響で、オフラインで対面することの少なくなった組織はオンラインでコミュニケーション研修を実施してみてはいかがでしょうか?

オンラインIQクイズバトル

4択クイズやIQクイズを個人やチームで解いていきます。
チーム戦にすることで、参加者同士のコミュニケーション機会を創出できます。
この講座はチームビルディングのための講座を多数提供するバヅクリで運営されており、プロの司会者が進行を務めるため、テレビ番組に参加しているかのような気分を味わいながら楽しんでコミュニケーション研修を進めることができます。

自分史ワーク

自分史ワークは幼少期の頃や入社前のことなど、自分の歴史を発表するワークです。
内容をシェアすることで参加者同士の相互理解を深めることができます。
意外な一面を知れ盛り上がるワークです。

条件プレゼンゲーム

条件プレゼンゲームは、条件を定めた上でお題に沿ってプレゼンを行うゲームです。
例えば、指定された3つのキーワードを使いながらプレゼンを行うなどの条件が例として挙げられます。
いかに人の興味をひくプレゼンができるか、話の辻褄が合うようにキーワードが盛り込まれているかなどの表現力が鍛えられるゲームです。

リモ謎

リモ謎とは、リモートで行う謎解き脱出ゲームです。
チーム戦で行えば、協力して謎を解くためコミュニケーション機会を作りだすことができます。
チームビルディングのためのワークとして、リモ謎を運営する企業もあります。

 まとめ

楽しみ盛り上がりながら行うことで相互理解が高まり、参加者満足度も向上するゲームを取り入れたコミュニケーション研修。
しかし、ただ楽しく盛り上がっただけの時間にしないために

  • 実務に活かせる学びを得られるゲームを選ぶ
  • 振り返りを行う
  • 目的をはっきりさせゲーム内容を選択する

という点がポイントになります。
楽しくも、意義のある時間・研修にしてください。